誰でも無料で使えるラベル素材やカレンダー素材を公開している当サイト class,design.(クラスデザイン)では、人気デザインを「製品版調味料ラベル」として販売しております。
製品版調味料ラベルの詳細はこちら
この「製品版調味料ラベル」はシール専門業者で製造しているので、ご家庭で作るインクジェットプリンターラベルと比べると品質・耐久性はかなり高く、ご購入いただいた方にも好評です。
ただやっぱりラベルは消耗品ですので使うたびに少しずつ劣化していきます。水以外に油汚れや熱も加わるキッチンであればなおさら劣化のスピードは早いかもしれません。
このページでは、製品版ラベルに様々なダメージを与え劣化の様子を検証しました。購入を検討されている方は、今回の結果をご覧いただいた上でご購入、ご利用いただければ幸いです。
製品版調味料ラベルの耐久性を調べました
今回の検証について
画像のようにガラス板に製品版ラベルを貼り、剥がれやすさ、汚れやすさ等を調べました。
- ご購入を検討中の方
「我が家のキッチンユースに耐えられるのか」という視点でご覧になってください。 - ご購入いただいた方
「何をしたらラベルがダメになるのか」をあらためてご確認ください。
大きく分けて下記の3つを行いました。
- テストA
ガラス板に貼った後、無色、または色の薄い液体に浸け置きしました。 - テストB
ガラス板に貼った後、摩擦・薬品・熱を加えました。 - テストC
ガラス板に貼った後、色の濃い調味料や食品汚れを施し、シミの残りやすさを検証しました。
※この検証は現行モデル(ver.1.0)と書かれた商品に対して行いました。
テストA 〜無色・色の薄い液体〜
本製品をガラス板に貼った後、無色、または色の薄い液体に浸け置きしました。それぞれ約1時間経ってから食器用洗剤で洗い流し充分に乾かしました。
水
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/ほぼ変化なし
水没させたまま放置しました。ほぼ変化は見られませんでした。
サラダ油
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/ほぼ変化なし
市販のサラダ油に浸しました。印刷がにじんだり変色してしまったりするかと思ったのですが、ほぼ変化がありませんでした。
アルコール(料理酒)
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/ほぼ変化なし
市販の料理酒に浸しました。変質したり剥がれるかと思ったのですが、ほぼ変化がありませんでした。
穀物酢
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/ほぼ変化なし
市販の穀物酢に浸しました。見た目に関してはほぼ変化がなかったですが、少し匂いが残りました。
テストAでは無色に近い液体を使ったので、シミは残りませんでした。全体的に目立った変化がない結果となりました。
テストB 〜摩擦・薬品・熱〜
本製品をガラス板に貼った後、摩擦・薬品・熱を加えました。それぞれ実験終了後に食器用洗剤で洗い流し充分に乾かしました。
[摩擦]食器洗いスポンジ柔らかい面(キクロン)
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/ほぼ変化なし
おそらく劣化や剥がれの一番の原因になる食器洗いです。
食器洗い洗剤をスポンジにつけ柔らかい面で100回以上擦りましたが目立った損傷はありませんでした。
簡単には剥がれないことがわかりましたが、日々の洗浄で少しずつ痛むのは間違いありません。長持ちさせるためになるべく優しく洗ってください。
また本製品のように正方形のラベルは円形のラベルと比べて角から剥がれていきやすいです。その点もご注意ください。
[摩擦]食器洗いスポンジ研磨面(キクロン)
- 見た目/大きく損傷あり
- 粘着力/ほぼ変化なし
柔らかい面と同様に100回以上擦りました。
研磨面ということもあり、強く擦ると予想通り損傷しました。表面加工の剥がれ、かすり傷のほか全体的に印刷が薄くなった気がします。特にラベルのフチは損傷が激しく右上は印刷が消えてしまいました。
この結果からわかるように、スポンジの研磨面は使わないようにしてください。ちなみに検証に使ったキクロンの研磨面はガラス板に傷がつくほど研磨力が高かったです。
[薬品]漂白10分(キッチン泡ハイター)
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/剥がれた
泡ハイターをスプレーして放置しました。
本当は30分以上やるつもりだったのですが、10分でラベルが浮いてきて、水洗いすると剥がれてしまいました。
画像は乾かした後でもう一度貼ったもの。一応貼れましたが、真ん中に気泡ができてしまいました。粘着力も弱まっている可能性があります。漂白剤は使わないようにしてください。
[高熱]煮沸5分
- 見た目/損傷あり
- 粘着力/ほぼ変化なし
ガラス板を鍋に入れ沸騰させたまま約5分放置しました。
画像ではわかりにくいですが、表面に斑点のような跡がつき、わずかですがラベルのフチに溶けたようなダメージがありました。
フィルム素材なので高熱には弱かったのだと思います。熱湯消毒は避けたほうが無難です。
過度の摩擦・薬品・熱には強くないことがわかりました。今回は行っていませんが、クレンザー等の研磨剤も傷がつくおそれがあるので使用しないほうが無難です。
テストC 〜色の濃い液体・食品汚れ〜
本製品をガラス板に貼った後、色の濃い調味料や食品汚れを施し、シミの残りやすさを検証しました。
赤線の左側(Before)には汚れないようにマスキングをして、赤線の右側(After)にだけ汚れを施しました。それぞれ2時間経ってから食器用洗剤で洗い流し充分に乾かしました。
醤油
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/ほぼ変化なし
スーパー等で売っている一般的な醤油を使いました。2時間程度ではシミや汚れはつきませんでした。
中濃ソース
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/ほぼ変化なし
果実や香辛料など多くの成分が混ざっている中濃ソース。これも醤油同様、ほとんど変化が起こりませんでした。
ミートソース
- 見た目/多少の変化あり
- 粘着力/ほぼ変化なし
具材などが混ざっている市販のミートソースを使いました。
表面は目立ったシミが残らなかったのですが、よく見るとシールのフチが黄色に沈着したほか、匂いが微かに残りました。
カレー
- 見た目/ほぼ変化なし
- 粘着力/ほぼ変化なし
市販のカレールウで作ったカレーソースを使いました。
画像ではわかりにくいのですが、フチのあたりがわずかに染まりましたがほぼ変化はありません。匂いが微かに残りました。
本製品は、表面加工を施しているのである程度の防汚性はありますが、ラベルのフチは色素沈着しやすいようです。
今回使った調味料、食品はスーパーで手に入る一般的なものですが、種類や成分によってはシミが残る恐れがあります。汚れがついたらなるべく早く洗い流すようにしてください。
貼れる素材・貼れない素材
最後に本製品が貼れる素材・貼れない素材・注意が必要な素材をまとめました。ご購入後、ご自身で検証したい方はラベルシートの余白を使って試してみてください。
貼れるもの
- 表面に光沢があるガラス・陶器・ステンレス・プラスチック
つや消し加工が施された素材は充分な粘着力が発揮できない場合があります。
うまく貼れないもの
- 表面がザラザラ、デコボコしているもの
- 容器等の角、鋭角なもの
- 複雑な曲面のもの、球体
- 一部のプラスチック素材
注意が必要なもの
- 木製品
充分な粘着力が発揮できない場合があります。またラベルを剥がす際に塗装が剥がれてしまったり、粘着成分がシミになってしまう場合があります。 - 塗装されたもの
ラベルを剥がす際に塗装が剥がれてしまう可能性があります。
一般的に四角形ラベルは円形ラベルより剥がれやすいとされています。これは力が均等にかかる円形と違い、四角形の四隅は摩擦等の影響を受けやすいためです。
正方形の本製品は、少しでも剥がれにくくするため四隅に角丸加工を施してありますが、ラベルの角はどうしても粘着力が弱まりがちです。
本製品を貼る際は、しっかり抑えて容器に密着させ、貼付後24時間は水洗いや摩擦等を避けてください。
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今回の検証実験は、短時間・1回きりの結果なのであまり変化が見られませんでしたが、これは結果をお約束するものではありません。あくまで参考程度としてください。
洗剤の種類や、常に熱気や高温にさらされる場所での使用など、ご利用環境などによっては違う結果になることもありえます。一般的なシール製品同様「消耗品」とお考えいただき、ご理解いただいた上でご購入ください。
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