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故人の生涯を伝える喪中はがき
ありきたりなデザインに変化を
喪中はがきのデザインって年賀状以上に形式化されていますよね。もちろん「喪中」なので奇をてらった方向性や派手な表現は控えるべきですが、それでも何か「気持ち」を表現したお便りができないかという思いがありました。
布を貼りつけた特殊紙で作る喪中はがき
私たちらしく「変化」を与え、かつ喪中としての目的を見失わないこと
というコンセプトで選んだのが、厚紙に布を貼った特殊なカードでした。高級書や美術書の表紙装丁で見かけるような布貼りの紙、というとイメージしやすいでしょうか。布自体は少し荒目でざっくりとした織りで厚みは約1mm。一般的なはがきより存在感があります。
今回はカードに強烈な存在感があるのでデザインはシンプル、色は質素にしました。生前、鉄道関係に勤めていた故人の道のりをイメージし線路のイラストを挿絵に入れた落ち着いたレイアウトです。
印刷方法は活版印刷
活版印刷はハンコのように版を紙にぐっと押しつけて印刷する昔ながらの印刷方法です。ハンコを強く押しつけると紙に跡がつきますよね。それと同じで強く押しつけるとインキがのった部分にうっすらへこみができるのです。紙がへこむ時にインキが外に追いやられるため、細かい文字や図形は潰れたりにじんだりすることも…。
へこみやつぶれ、にじみが発生し精細な表現ができない活版印刷。最新のプリンターと比較すると技術的には劣ってばかりですが、私はこの活版印刷の不完全さや手でふれた時のデコボコした触感がとても好きです。
制作を終えて
喪中はがきに紙以外の素材を使うのは不安があったのですが、結果的にいいものに仕上がったかなと思います。「ぬくもり」や「懐かしさ」「思い出」といった目に見えない内面的なものは、普通の紙と印刷だけで表現するのは大変です。その反面今回のはがきは立体的な質感があるので、目で見て、ふれて、光にかざすことで、受け取った人は心に何かしらの「思い」を抱くのではないでしょうか。
昨今印刷物は減って電子媒体が当たり前になっていますが、そんな時代だからこそ手に取れるものに付加価値と可能性を感じます。特殊な印刷は費用もかかるので頻繁にはできないですが、ここぞという時にまたぜひ試してみたいですね。
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